【保存版】実印におすすめの書体は?

2022/01/13

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印鑑証明が必要とり、いざ実印を作成しようと思ってお店に行ったり、インターネットで調べたりした際に、選ばないけれいけない書体、実際字実印に適した書体とは何でしょうか?
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私も実印の購入をお考えのお客様と接した際によく聞かれますし、みなさん悩まれます。

はんこ屋歴20年、印書彫刻士の私は個人的に
実印を作るなら断然テン書体(篆書体)を断然オススメします。

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京都インバン テン書体(篆書体)見本

私が京都インバンに就職したころ(約20年前)、当店で実印をお聞きした場合、80%までテン書体、18%が印相風書体、残りの書体が2%位の割合でした

印鑑登録に書体は決まりは無い

そもそも、各市町村が管轄する印章登録の規定に書体の指定はありません。
防犯上の理由で、実印には判読にしくいテン書体かテン書体を変形した印相風書体がいいと一般的に言われていますが、お名前によっては印相風体であっても読み易いお名前もあったり、逆に古印体であっても判読しにくい文字もございます。

実印に向いた書体とは

正直、実印に用いる書体は、「間違った字でなければどの書体でもいい」と思っています。 重要なのは、 文字が間違っていないという点だと思っております。 先日、 ブログでとりあげた印章彫刻士の試験の際に行われる篆刻試験はテン書体で行われます。筆記試験には古印体や隷書・行書・草書などの書体も出てまいります。
また、印章辞林という辞書に一文字一文字どう記述するか記載されています。
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しかしながら、印相風書体はあくまでテン書体をもとに各文字と印象の縁をつなげたデザイン書体ですので、厳密にいうと規格外の文字が字入れされいることもございます。

まとめ、実印にテン書体(篆書体)をすすめる理由

印相風書体は、デザイン性が高さから、製作者の自由な感性で印影を作成できますが、本来の文字からみると間違った文字がはいったり、製作者の技量をごまかすこともできます。
しかしなばら、テン書体は文字として確立されている分、製作者の技量が明確にその印影に反映され、字入れに時間を要します。

また、当店の特徴である京印章は、漢印篆の作風を受け継いでおり、京都府の伝統工芸品に認定されております。
以上の点から、個人の代わりをなす、実印の責任、安全性を考え、京都インバンWEBショップでは、実印の製作には断然をおススメします。